外苑前駅徒歩1分

03-3475-1112

月-金9:30-17:00/第2・4土9:00-15:00

しみ・そばかす

特 徴

  • シミにはいくつか種類があります。それぞれのシミに合わせた治療を行うことが大切です。
    適切ではない治療でシミが悪化するパターンもあります。そのため、正しい診断が必要となります。
  • 老人性色素斑
    紫外線により表皮が厚くなったり色素が増したりすることによりできる色素斑。顔中どこにでもできます。
    高齢者に多いですが、20代から見られます。円形で境界がはっきりしており、徐々に大きくなります。
    顔だけでなく手の甲などにもできます。これも徐々に大きくなったり、色が濃くなったりします。

    老人性色素斑は紫外線によってお肌のメラニンが増加し、それがうまく肌から排出されないことが原因です。
    老人性色素斑を出さないためには、日頃の紫外線対策が必要です。

    治療はメラニンをねらったレーザー治療が第一選択です。(Qルビー、QYag、ピコレーザーなど)
    当院ではピコシュアという機械で治療します。最初平らな色素斑も徐々に膨らんできます。ふくらみが大きい場合にはCO2レーザーで削る必要がある場合もあります。
  • そばかす
    鼻を中心に両頬にかけて、2~3mmの比較的サイズのそろった色素斑が多発する状態です。
    鼻根(鼻の付け根)や目の下・両頬にできることが多く、顔以外にも、背中や手に発生する場合もあります。
    遺伝との関連性が高く、幼少期から出始めます。大人になるにつれて薄くなる場合もありますが、濃く残ったり増える場合もあります。

    そばかすは浅い層にあるメラニンなので、狙ってピンポイントにレーザーを照射、もしくは光治療がオススメです。
    そばかすはどうしても数が多いので、すべてレーザーで治療するのは少し大変です。
    光治療は茶色い部分と同時に赤みや毛穴の開きなどにも効果をもたらすのがメリットです。デメリットは回数が必要なため、5~6回程度受けることで満足した結果が得られると思います。
    当院の光治療はステラM22というルミナス社の最新機種を置いています。
  • 肝斑
    もやもやした、両頬などに左右対称にでることの多い茶褐色斑。場合によっては額や口周りに出ることもあります。
    30~40代に多く見られ、女性ホルモンバランスが乱れることが原因と考えられますが、確かな原因はわかっていません。
    紫外線や摩擦、ストレスなども直接的な原因ではないものの、肝斑を悪化させる原因なのではないかと言われています。
    普通のシミかと思ってレーザーで治療すると、肝斑は悪化してしまいます。体質的なものもあり、根本治療の方法はありません。
    悪くさせない、少しずつよくしていく、長期に付き合っていく疾患です。

    治療法の基本はシナールとトラネキサム酸の内服。
    トラネキサム酸には抗炎症効果があるのですが、1年間内服すると1000人に1人の割合で血栓ができると言われています。
    なお、喫煙やピル内服の方は血栓のリスクがより上がってしまうので、トラネキサム酸内服ができません。
    無暗に長期に飲むことはおすすめしませんが、必要な期間飲むことで改善します。内服できない方には、トラネキサム酸の成分が入った化粧品をオススメします。
    施術としては、ピコトーニング(弱いレーザーでメラニンを壊す)、メソナJ(トラネキサム酸などの有効成分を皮膚の中に押し込む=炎症を抑える)、リバースピール(ターンオーバーを早めることでメラニンを排出させる)がオススメです。
    これはそれぞれ肝斑に対して効果を発揮する機序が異なるので、組み合わせることでより高い効果を実感することが期待できます。基礎化粧としてハイドロキノンやレチノールも肌質にあっていれば有効です。
  • 後天性真皮メラノサイトーシス
    頬骨上などにできるシミで青みがかっており、小さな円形のシミがくっつかずにぽつぽつとあるイメージです。20代くらいから出現します。
    原因は明確にわかっていませんが、遺伝やホルモンバランスの乱れが関係しているのではないかと言われています。
    実際はシミではなく、後天性のアザの一種で、真皮層に現れます。そのため、強めにレーザーを照射する必要があります。
    ただし、重要なのは経過です。皮膚の深いところにメラニンがあるので、ほかのシミ治療の場合と違い、吸収されるのに時間がかかります。3カ月くらいかけて徐々に薄くなっていくので、レーザー照射は半年は間隔をあけた方がよいと思います。
    治療期間が少しかかるため、2年くらいかけて治せば、基本的に再発することはありません。
  • 炎症後色素沈着
    これはニキビややけどの痕などが色素沈着になってシミとなっているものです。
    これは一時的な炎症なので、シミは徐々に薄くなっていきます。若い方だと半年くらい、年齢を重ねていると2年くらいかかることもあります。放っておいても徐々にいつかは薄くはなります。
    ターンオーバーや紫外線の影響によっては残る場合もあります。残ったものの改善や早く治したいのであれば肝斑と同様の治療法になります。

治療について

  • 症状によって治療法は異なります。

    フォトフェイシャル
    シミ全般に効果がある光治療です。シミ以外にもくすみ、肌色のムラ、毛穴、ニキビ・ニキビ跡、赤ら顔など様々な肌トラブルを一度に改善することが可能です。
    【適応】老人性色素斑・そばかす
    【フォトフェイシャルの詳細はこちら】

    ピコスポット
    強い出力のレーザーを照射し、ピンポイントに除去。瞬間的なパワーが強力のため、症状によっては少ない回数で効果を実感できます。
    【適応】老人性色素斑・後天性真皮メラノサイトーシス
    【ピコスポットの詳細はこちら】

    ピコトーニング
    弱い出力のレーザーでシミを改善、予防します。肌質改善、肌全体のトーンアップにも効果があります。
    【適応】肝斑・炎症後色素沈着
    【ピコトーニングの詳細はこちら】

    メソナJ
    痛みやダウンタイムなく、複数ある製剤から適したものを導入し、肌のあらゆる悩みを解決する治療。 レーザー治療に抵抗のある方にはオススメの治療です。
    【適応】肝斑・炎症後色素沈着
    【メソナJの詳細はこちら】

    リバースピール
    肝斑や色素沈着に特化したピーリング治療です。
    【適応】肝斑・炎症後色素沈着
    【リバースピールの詳細はこちら】

    外用・内服
    肝斑治療にシナールとトラネキサム酸の内服をオススメします。
    【適応】肝斑
    【外用・内服の詳細はこちら】