ホクロ・イボ
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特 徴
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- ホクロは、メラニン色素を産生するメラノサイトが変化した「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」が増えることによる
皮膚良性腫瘍の一種です。
生まれつきのものや子供のときに生じるもの、大人になってから生じるものがあり、メラニン色素がある深さによって、青っぽく見えたり黒っぽく見えたり茶色っぽく見えたり様々です。
多くのホクロは6ミリ以下ですが、稀に10ミリを超えるホクロができたり、元からあったホクロが徐々に大きくなる場合があります。 その場合は、早めに皮膚科を受診することを推奨します。
大人になってからできるだんだん濃くなったり、大きくなるホクロはメラノーマ(悪性黒色腫)の可能性があります。早期発見、早期治療が必要となります。少しでも他のホクロと違うと感じたら、医師にご相談ください。
顔のホクロは印象を大きく左右します。
除去することで肌が明るくなったように見えたり、お化粧をするときの隠せないホクロへの煩わしさも軽減されます。 - イボは、「疣贅(ゆうぜい)」とも呼ばれ、
皮膚表面盛り上がっている小さなできものを指します。
大きく分けるとウイルス性と腫瘍性の二つに分けられます。
ウイルス性のイボはパピローマウイルスなどが感染し、感染した皮膚の細胞が増殖してしまって皮膚が厚く硬くなります。触ったり、引っ掻いたりして他の場所にも感染して増えてしまいます。
ウイルスが増えて角化するので、触ったときに少しザラっとして、ピンク~肌色であることが特徴です。
腫瘍性のイボは加齢など様々な要因から膨らんでできるのもを指します。
その中でも一番多いのは「脂漏性角化症」です。茶色っぽく、ザラザラしており、少しずつ大きくなっていきます。
痛みやかゆみなどが生じないことから気にならない方も多いと思いますが、ホクロ同様、除去することで印象は変わります。
また、身体に複数できる小さなイボの除去は肌触りが変わるのでとてもオススメです。
- ホクロは、メラニン色素を産生するメラノサイトが変化した「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」が増えることによる
皮膚良性腫瘍の一種です。
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治療について
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症状によって治療法は異なります。
液体窒素(保険適応)
イボに適応されます。-196℃の液体窒素をイボとその周りに、綿棒やスプレーなどで当てることで凍傷をおこし、組織を壊すものです。
1回ではイボは取り切れないため、治療は複数回必要となります。また、治療時は痛みが伴う場合があります。
治療後は痕が残る可能性が高く、色素沈着がでます。色素沈着は徐々に薄くなりますが、身体の場合は薄くなるまでに時間がかかります。
そのため、「イボは取れたけど、シミが残った」という印象になってしまう可能性があります。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)(自費)
表面を削るレーザーで、ホクロ・イボ、どちらも適応されます。
高エネルギーをピンポイントで、短時間で照射することができるため、皮膚組織の損傷を最小限にすることができます。
メスで切除する治療比べ、出血も少なく、痕が残るリスクも少ないです。治療時は麻酔をし、痛みも最小限に抑えます。
削る治療のため、痕が残りますが、時間の経過とともに改善されます。
【CO2レーザーの詳細はこちら】
デルマトロン(自費)
電気の力を利用し、身体にある細かいイボを除去します。
中周波域の微弱電流で、ピンポイントでやけどを起こします。その範囲がかなり浅く限られるので、色素沈着がでにくいというのが特徴です。
痕を気にされない方には保険適応である液体窒素をオススメしますが、首のイボなどで痕が残ってしまうのが気になるという方には最適な治療です。
電気の力を利用した治療のため、麻酔が効きません。多少の痛みが生じます。
【デルマトロンの詳細はこちら】
AGNES(できもの)(自費)
汗管腫や脂腺増殖症と呼ばれるイボに適応されます。
汗管腫は目の周りなどに細かくブツブツできる、なかなか治療が難しいといわれているイボです。
脂腺増殖症は額、鼻周り、頬などにできやすい白っぽいイボです。
AGNESは表面に接する部分が絶縁体になっているため、肌表面にダメージを与えることなく、原因となる深い層にダイレクトにアプローチすることができます。
根本治療のため、再発する心配も少ないです。
【AGNES(できもの)の詳細はこちら】
ピコスポット(自費)
平坦で薄いホクロに適応されます。メラニン色素を破壊することで、ホクロが薄くなります。
ホクロ除去によって傷をつけることに抵抗がある方にはオススメですが、根本治療ではありません。
治療も複数回必要になる場合があります。
【ピコスポットの詳細はこちら】
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症状によって治療法は異なります。