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月-金9:30-17:00/第2・4土9:00-15:00

円形脱毛症

症 状

  • 円形や楕円形の脱毛斑が突然生じる疾患です。
    一般的には10円玉くらいの脱毛と思われていますが、頭髪ばかりでなく、眉毛やまつ毛、髭や体毛にも生じるものがあります。
    重度のものまで症状はさまざまです。 また、場合によっては、完全に発毛しても再発することもあります。
  • 脱毛の大きさや数はさまざまです。
    脱毛部分の皮膚は炎症がなく、かゆみなども自覚症状もありません。
    ひどくなると、次々に新しい円形脱毛が発生し、それらがくっついて頭髪が全部抜け落ちてしまうこともあり、これを「全頭脱毛症」といいます。まゆ毛、まつげ、ひげ、わき毛、陰毛にいたるまで抜けることもあります。

原 因

  • はっきりとした原因はわかっていませんが、自己免疫性疾患といって、脱毛部分で自身の免疫機能が異常な働きをしていると考えられています。
    自身のもつ体質、遺伝子がある上で、疲れやストレス、感染症などが引き金になって円形脱毛症になるといわれていますが、明らかな誘因がないことが多いです。

治療法

外用・内服・液体窒素法など

基本的に脱毛した面積が広いほど、また脱毛してからの経過が長いほど難治なことが多く、重症度分類、年齢に応じて適切な治療が必要になります。

そのほか、橋本病などの甲状腺疾患や尋常性白斑、SLE、関節リウマチ、Ⅰ型糖尿病、重症筋無力症などと合併することもいわれており、円形脱毛症をみたときに合併症がないかの確認をする必要があります。
円形脱毛症の治療は毛髪の抜ける速さや範囲によっていくつかの治療法があります。
治療は最初にステロイド剤の外用や塩化カルプロニウム液の外用、抗ヒスタミン剤の内服、セファランチンの内服、液体窒素療法が行われることが多いです。
さらに治りにくい場合には、頭皮にステロイド剤を注射したり紫外線を照射を行います。
また急速に進行する場合には、大きな病院へご紹介することもあります。