外苑前駅徒歩1分

03-3475-1112

月-金9:30-17:00/第2・4土9:00-15:00

アトピー性皮膚炎

症 状

  • 強いかゆみや赤みがある
  • ひっかくとジュクジュクする
  • ささくれだって皮がむける
  • 長引くとごわごわ硬くなって盛り上がる
  • 顔、首、脇、手足の関節の内側などに出やすい
  • 左右対称にできることが多い

原 因

  • アトピー素因(遺伝)
    アトピーは遺伝的な要因による疾患であり、家族にアトピー性皮膚炎の人がいる場合、その体質を受け継ぎ、アレルギーを起こしやすくなることがあります。
  • 皮膚のバリア機能の低下
    皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割を担い、外からの刺激や内側の水分の蒸発による皮膚の乾燥を防いでいます。
    アトピー性皮膚炎では、皮膚のバリア機能が弱まり乾燥肌となり、外からの刺激が容易に皮膚の中まで入りこみやすい状態となり、皮膚炎をおこしやすくなっています。外からの刺激には、ダニ、カビ、ほこり、引っかく・こするなどの物理的な刺激、石鹸・化粧品・金属などの化学物質、汗、汚れ、紫外線などがあります。

治療法

保湿

毎日保湿することで、乾燥肌を防ぎ、炎症や痒みを予防することもできます。
高純度のワセリンでありプロペト、ヘパリン類似物質を含む保湿軟膏・保湿ローション類(ビーソフテンローション・ヒルドイドローション・ヒルドイドソフト軟膏)尿素を含有するウレパールなどもあります。

外用薬

皮膚炎に対してステロイド軟膏またはプロトピック軟膏、コレクチム軟膏を外用します。
ステロイド軟膏にはさまざまな強さのものがあり、皮膚炎の程度や部位に応じて最適なものを選択します。不必要なステロイド外用剤は使いませんが、メリットがデメリットを上回ると判断した場合は患者様に説明の上、処方します。
「ステロイドは怖い」という印象だけ持たれている場合も多いですが、実際には使い方を守れば非常に有効なお薬です。

副作用として皮膚が薄くなる、毛細血管が目立ち赤くなりやすくなる、ニキビなどができやすくなることが挙げられます。
予防するためには「少量を長期間塗る」よりも「しっかりと短期間ぬる」方が良いことがわかっており、当院では適切な塗り方、塗る期間などの指導を丁寧に行います。
プロトピック軟膏はこれらの副作用が起きにくい外用薬ですので、上記の症状がでやすい顔や首などに積極的に用います。
*塗るときにヒリヒリ感じることがありますが、1週間程度で落ち着きます。

コレクチム軟膏は2020年からアトピー性皮膚炎に使えるようになりました。
ステロイドほど炎症を抑える力はありませんが、全身に使えて、プロトピックより使用感がよいのが特徴です。

内服薬

就寝中は副交感神経が優位になるため痒みの程度が強くなります。
このため寝ている間に皮膚炎を掻き壊して悪化させてしまいます。
これを防ぐために抗アレルギー剤(かゆみ止め)を内服します。この薬には皮膚炎を抑える効果もあります。

紫外線治療(光線療法)

アトピー性皮膚炎には紫外線治療が保険適応で行えます。

当院にはエキシマレーザーがあります。
有害な波長を除いた一部の紫外線を当てると炎症を抑えることができ、アトピー性皮膚炎の赤みやかゆみが軽減します。
可能であれば週2−3回、少なくとも週1程度の受診でも効果はあがります。まめに通える方には副作用もほとんどない良い治療法ですので、ぜひご相談ください。

デュピクセント

一定期間、抗炎症外用剤を使用しても効果が見られない中等症~重症の成人患者さん(15歳以上)が対象となる治療です。

2週間に1回注射することでアトピー性皮膚炎の皮膚の内部に起きている炎症反応を抑えることによって、かゆみなどの症状や、皮疹などの皮膚症状を改善します。