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月-金9:30-17:00/第2・4土9:00-15:00

帯状疱疹

症 状

  • 症状には個人差がありますが、多くの場合はチクチク、ピリピリとした知覚過敏のような痛みが皮膚に生じ、数日後に水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れる疾患です。
    症状は体の左右どちらかに現れるのが特徴で多くは上半身に現れ顔面や頭部に現れることも少なくありません。
    痛みは徐々に強くなっていき、眠れないほど眠れないほど激しい痛みに襲われる場合もあります。
    多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経を傷つけてしまうと痛みが続くことがあり、これは「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれます。

原 因

  • 幼少時にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが、身体の中に潜んでいて成人になって何らかの誘因で、再活性して発症するのが原因です。
    過労、疲労、ストレスなどによる免疫機能が低下して発症となることがあります。
    50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。

治療法

外用・内服など

抗ヘルペスウイルス薬を7日間使用します。

抗ウイルス薬は、水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化して活発に増えている段階でウイルスのDNA(遺伝情報をもっているもの)の合成を防げることで、ウイルスが増えるのを抑える働きをします。

症状が軽い場合には、内服薬(飲み薬)の抗ウイルス薬で治療することができます。
痛み止めとして患部の炎症を抑えるための鎮痛剤・局所麻酔薬、皮疹によってできた皮膚の傷に対するお薬、抗菌薬などの塗り薬が使われることがあります。
出来るだけ早期に開始することが大切です。
症状が重い場合や免疫力が低下している場合には、入院した上で抗ウイルス薬の点滴による治療が必要となることがあります。