尋常性白斑
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症 状
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- 皮膚の一部が脱色されたように白くなってしまう疾患です。
徐々に白斑が広がることも多く、手のひら、足の裏をのぞき、全身どこにでも発症します。
よくある病気のひとつです。うつる病気ではありません。 - 白斑は体のどこにでもでき、痛みや痒みはありません。
一般的には、まず親指の先ぐらいの大きさの白斑が2、3個できます。
それだけで症状が進まなくなる方は「限局型」です。
その後、白斑が大きくなり数が増えていく方は、「汎発型」もしくは「分節型」です。
「汎発型」は体のいろいろな所に徐々に白斑が広がっていき、左右対称となることが多いタイプです。
「分節型」は左右どちらかの神経の通り道に沿って急速に白斑が広がっていくタイプで、30歳以下の若い人に比較的多く見られます。
- 皮膚の一部が脱色されたように白くなってしまう疾患です。
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原 因
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- メラノサイトと言う黒い色素と作る細胞に異常をきたすことで生じます。
自己免疫によるもの(自分の中の抗体が、自分のメラノサイトを攻撃してしまい、色素がつくれなくなる)、遺伝子異常などのいくつかの仮説があります。
しかし、今のところ明確な原因はわかっていません。
色素をつくる細胞であるメラノサイトに対する自己抗体がメラノサイトを攻撃してしまい、色素(メラニン)を作らせないような機能障害を引き起こすことが原因ではないかという考えが有力とされています。
- メラノサイトと言う黒い色素と作る細胞に異常をきたすことで生じます。
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治療法
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紫外線療法・外用など
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紫外線療法、ステロイドやプロトピック、ビタミンD3などの外用療法を中心に行います。
皮膚移植術など手術療法が有効な場合もあります。急激に拡大する白斑にはステロイドパルス療法を行うこともあります。
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